*****かな文字の部屋へようこそ*****

クラシカルな作品と大字がな作品 時々 季節の花なども

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百人一首(2)折帖完成

先日の日記の続編です。

今年6月27日、5時間35分のノンストップの集中後

百人一首の本作品の制作が無事終了しました。



一気に100枚書いたもの  表具前

百人一首・表具前


ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ




百人一首・表具前


あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよ をとめのすがた しばしとどめむ



この手の量の作品は平均6~8時間かかります。

書き上げた後はいつも魂が抜けて放心状態です。

いつも終わったあとは何もしたくありません。

お酒が飲みたくなります(笑)。

この日も少し横になって休んでから

夜、ひとりで行きつけの店でぼ~っとした時間の中で

ゆったりと美酒に酔いました。



さて書いたものを表具屋さんに出して折帖にしてもらいました。


出来上がった折帖

百人一首・折帖





上にUPした作品も折帖に貼るとこんな感じに…

百人一首・折帖


ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ





折帖は1冊に50首ずつ貼ったので2冊になりました。

これは展覧会には出さない、ライフワーク的作品です。

出来が良くなくても産みの苦しみを経てきたものだから

自分の娘みたいな感じがしてきます。





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テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/10/31(金) 23:59:53|
  2. ライフワーク作品
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百人一首(1)準備編

今年6月27日にライフワーク作品として、折帖「百人一首」をつくりました。

百首あるということは百の書作品があるということです。

準備は約1年ほど前から始めました。

展覧会作品の制作の合間に、百人一首の文字から作品の構成を起こしたり

表具や作品の大きさ、使う料紙の雰囲気などを決めたり・・・

実はこの作業が長くて、非常に根気の要る地道な作業なのです。

料紙選びもたいへんでしたが

昔、先輩や知人(同業者)などからけっこうたくさんもらったので

この時とばかりに使いました。

他には、こんな料紙(和紙)に書いてます。

百人一首(2)料紙 雲母刷り鶴の文様 

雲母(キラ)刷り。鶴柄。鶴が上を向いているのが天(上向き)です。

百人一首(5)料紙 雲母刷り 童子柄 

 雲母(キラ)刷りで童子柄。このうつぶせの向きで使います。

童子が逆さ(あおむけ)になってはイケマセン。

 

 

 

百人一首(3)料紙 切り継ぎ 

これは切り継ぎといって、文字通り、3種類の料紙を切り継ぎしています。

兎とススキの型刷りです。

ススキなので秋の歌をこの料紙で書いたほうがふさわしい

ということになりますね。


ただ兎の季語が一部「冬」となっているので

秋~冬の歌に使ってみました。

百人一首(4)料紙 雲母刷り円形・飛龍紋 

雲母(キラ)刷りで円形の飛龍紋。

カッコいいので結構好んで使っている型刷りです。

他に家にあるもので金銀箔の料紙などを

自分の企画通りに縦18cm×横16cmにカットし100枚用意しました。

料紙代も安くはありませんので練習用の料紙は買えません。

失敗しないように書くのです。それがプロですからーーーーーー

でも本番の前に1回だけ練習用の紙に書きますけどね。

雰囲気を見るためと100枚執筆の所要時間を計るためです。

何時間かかったかは、また次の日記で。

展覧会に出す作品ではないので自己満足なんですよ。

人に頼まれたわけでもなく仕事でもなく、やりたいからやる、みたいな~。

こういうのを本当のオタクと言うのだと思います。

 


 

 


 

 


テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/10/21(火) 01:38:25|
  2. ライフワーク作品
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2005年7月 毎日書道展での作品

過去にさかのぼりますが

2005年(平成17年)7月に開催された第57回毎日書道展に出品した作品です。

2005年7月 第57回毎日展 クリックしてごらんくださいね

夏虫を何か言ひけんこころから われも思ひにもえぬべらなり

出典:古今和歌集 凡河内躬恒

火に自ら飛び込んで焼かれる夏虫のことを愚かなものと馬鹿にしていたが

今や私も自ら飛び込んだ恋の「思ひ」に身を焼かれている、という意味の歌。

「夏虫」はけっこう歌われているので調べたところ・・・

①「夏虫」とは夏の夜、灯りの回りに集まり

その灯火の中に身を投じる(灯火に向かって飛びこむ)虫という説
 

②古典的には、”夏しか生きていない虫”が転じ→”世間知らずの人”

と比喩される場合もある


「飛んで火に入る夏の虫」は、①説で、生物学的にも普通の現象であります。

この”火”を恋に燃える炎(情念)とした場合

その中に自ら虫のように身を投じて焦がされるという意味で

「夏虫」は我を忘れて恋狂いをしてしまった人に比喩されるカワイイ虫として

古典の中に登場します。

当時はちょうど作品の構成(スタイル)を大きく変えてみようと思っていた時で

作品の題材を選ぶにあたって古今和歌集を繰り返し読みながら出会ったのが

このカワイイ「夏虫」でした。

スッと現れてはスッと消えていく、この世の無常をも感じさせます。

実際、ちょっとカワイイ人に出会った頃でもありました。

若い時とは違うので火の中に向かって飛び込もうとはしないまでも

時々その火に近づいてみたいなと思うことは正直ありました。

でも、我を忘れてしまうような恋は、もうありません。

いい意味で大人になったのかな?(謎)

良いのか悪いのか?(苦笑)

相手に対してちょっと良いなぁと思うくらいでイメージを膨らませて

作品を創ったと記憶しております。

そのくらいの恋心は持っていても罪にはなりませんものね。


まぁ昔のことは全て忘れていますのでわかりません(笑)。


稚拙な作品ではありますがご高覧くださいませ。


テーマ:書道 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/10/14(火) 23:15:50|
  2. 展覧会作品
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特別展『源氏物語の1000年』

最近は家で勉強する他、展覧会などで素晴らしい作品を観るという目勉強も大切にしている。

その美を少しでも自分のものに出来たらいいなという思いを込めて。

水曜日、横浜美術館で開催中の

特別展『源氏物語の1000年-あこがれの王朝ロマン』に行きました。

実は、昨年あたりから源氏物語の「葵」の部分を作品にしようと計画し始めたばかりだったので

まさにタイムリーであり、作品のイメージを膨らませるため、お仕事の勉強にと訪れたわけです。

 

横浜美術館 横浜美術館  みなとみらい駅下車

 

あいにくの雨でしたが、館内はたくさんの人でした。

 

源氏物語1000年展 クリックすると素敵な源氏絵が観られます

「紫式部日記」によると1008年には源氏物語が宮中でも読まれたと書いてあることから

存在が確立されてから1000年経ったということですね。

長編の大恋愛物語・・・今でも十分通じる男女の機微や恋の駆け引きなど

1000年前の世の中でも、いや今よりももっと恋愛を謳歌していた時代なのでしょうね。

源氏絵や源氏物語をモチーフにした屏風や絵画。そして数多くの臨書作品。

残念ながら源氏物語の本物は五島美術館に一時お戻りとなってて観られませんでした。

代わりに複製が展示されていました。

非常に精巧に出来てはいますが、歳月を経過したいぶし銀のような滋味は感じられなかったわぁ。

古筆を中心に、多種多様な作品の雰囲気や冊子などの装丁なども観ることも出来て収穫がありました。

 

横浜ランドマークタワー 

美術館を出て・・・

天空を貫いていくような高層ビル 横浜ランドマークタワー

国際都市の中で超古典を展示してあるというのもなかなか面白い企画ではある。

 

さてこれだけじゃ治まらない私は、今月下旬に京都・奈良へ。

源氏物語と言えば石山寺。小筆を持参しての粋な旅になりそうです。

 

 

テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/10/10(金) 01:39:34|
  2. お仕事
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国宝・元永本古今和歌集の臨書作品(1)仮名序

年数回展覧会の作品をつくりながら

自分の好みで、ライフワーク作品もつくるようになりました。

鑑査されるものばかりでは本来やりたいことが出来ないで終っちゃうなと思ったので。

元永本古今和歌集という国宝の臨書作品で

古今和歌集のすべての巻が残存している完本の中で最古のものです。

漢字とかなが見事に調和し、構成もテクニックもいろいろなものが

この古筆から学べます。 

そういうわけで私もこれを全部臨書してみようと思い

1996年から毎年1巻ずつ制作しています。

今日は2007年(平成19年)制作の『仮名序』をご紹介します。

どうぞよろしかったらご高覧下さいませ。

仮名序(1)

 仮名序の表紙。この装丁も自分で当時のままに制作しました。

クリックすると見やすいですよ。

中はこんな感じです。

仮名序(2) 

これは料紙が色変わりのところですね。

本物と寸分違わずに書いたつもりですけれども(苦笑)。

『仮名序』の部分はかなり長くて

執筆完了するのに12時間ちょっとかかったように記憶しております。

確か朝6時頃から始めて午後6時に終わったような…。

作り終えると魂抜けたみたいに放心状態になります。

上記にあげたサイトの本物の画像に比べたら(いや、比べたらいけませんね)

私の作品は線に深みがありません。

私自身、人間的にまだ深みがないんですから仕方がないですね。

字にはその人の人柄が出ちゃうらしいですよ(苦笑)。



テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/10/02(木) 12:23:59|
  2. ライフワーク作品
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プロフィール

コウ

Author:コウ
展覧会活動の他、東京・渋谷区や埼玉・川越市や所沢市で書道を指導しております、コウと申します。

展覧会では大字かな作品を出品し
ライフワークではクラシックな細字作品を作っています。


☆書道教室や書道展、その他お問い合わせは

tomonori015015@gmail.com

までよろしくお願いいたします。

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